GoogleMapのマイマップが非公開に設定しても、 見れてしまう。 らしいです。
で、昨日のブログに以下のようなエントリーがありました。

Google Japan Blog: マイマップの公開設定をご確認ください
マイマップは、カスタマイズした情報をインターネット上で共有することが目的のサービスですので、初期設定は「一般公開」になっています。一般公開と設定すると、全世界のインターネットユーザーとその情報を共有することができ、検索の対象となります。また、限定公開とした情報は、作成者がマップの URL を家族や友人など、自分が決めた範囲の人と共有したり、さらに、「一緒に編集」と設定すると、他の人も情報を入力したりすることができます。

そして現在(5日 午前8:00)のマイマップの説明

Google Maps

公開マップと非公開マップ

地図は公開にも非公開にもできます。

公開マップはインターネットに公開された地図で、誰でも見ることができます。 また今後、公開マップは Google マップおよび Google Earth の検索対象に含まれるようになります。

非公開マップとは、選択した一部の人とだけ共有する地図のことです。 非公開マップは検索結果に含まれないので、このマップへのアクセスは非公開の電話番号のようになります。つまり、非公開マップを検索できるディレクトリ サービスや検索サイトはなく、地図固有の URL をあらかじめ知っている人だけがアクセスできます。

この設定はいつでも変更できます。 ただし、すべての地図には公開用 URL があることに注意してください。 原則として、誰にも見られたくない地図はここで作成しないことをお勧めします。

ブログでは、

「非公開」だとわかりづらいというご指摘をいただき、「限定公開」と文言を変更しました。

としているのに、マイマップの説明では変わっていない。
Google側の説明が理解できなくはないが、言葉を正確に定義する必要がある。
Googleにとっては、「公開」とは、「検索によって探し出せる。誰にでも見つけられるようにしますよ。」という意味なのだろう。
しかし、一般的に非公開と言われれば、特にアカウントをもてるGoogleのサービスに於いては、「非公開」といわれて、Googleが主張する意味に捉える人はほとんどいないのでは?と思う。
例えば僕は、知り合いに、「マイマップって非公開にすると、自分以外見れないの?」と質問されれば、「非公開だからそうなんじゅない。」とアドバイスしてしまう。いちいち、マイマップの説明を見に行って、「非公開」の意味を改めて調べる事はしない。

「限定公開」と「非公開」は全然違うし、これを、「わかりにくいから変えました。」というのは、あまりにも説明が不適当だと思う。

じゃあGoogleドキュメントは?
とか、心配になってしまう。

言葉を選ぶ事の重要さについて考えされられた。

この記事も ↓
中日新聞:名古屋の病院、誤って患者情報公開 グーグルマップ利用ミス:社会(CHUNICHI Web)
 マイマップは、店舗や施設の情報を共有することを前提にしたもので、不特定多数の人がネット上で閲覧できる初期設定になっている。同病院は個人や組織内で使う場合の「非公開」に設定すべきだったが、地図作成時に変更していなかったという。

※これも誤解ですね。
こういう情報は「非公開にしてもダメだよ」というのが、
すんなり理解されるのだろうか。。

高木浩光氏も言及されています。 高木浩光@自宅の日記 - Googleマイマップで「限定公開」「非公開」設定にしても検索にヒットするシステム障害, 業務用途でGoogleマイマップを使ってはい..
これではたして一般の人たちに意味が通じるだろうか。